40代後半の不調はまさかの更年期が原因だった!気づきと回復3ステップ

マグカップを持つ手元と、『もしかして更年期?』という文字。「40代後半の不調はまさかの更年期が原因だった!気づきと回復3ステップ」記事のアイキャッチ画像。

40代後半から50代にかけて、なんだかわけもなくイライラしたり、急に体がカーッと熱くなったり、これまで感じたことのないような不調に

これって何なんだろう…

と一人で悩んでしまうこと、ありませんか?

私自身、40代後半に差しかかった頃、まさにそんな原因不明の心と体の不調に戸惑い

「もしかして、何か悪い病気なんじゃ…」
「私の気の持ちようなのかな…」

と、暗いトンネルの中にいるような気持ちを経験しました

原因不明の心と体の不調は、あなたが弱いからでも、気のせいでもなく、多くの方が経験する

更年期

が関係しているのかもしれないんです。

私自身、思いもよらぬ形で更年期が原因だと気づき、そこから適切なケアと向き合い方を知ることで、心も体も驚くほど楽になった経験があります。

だからこそ、今同じように苦しい思いをされているあなたに、その体験と、そこから見つけた

気づきと回復への3つのステップ

を、私のありのままの言葉でお伝えしたいと思いました。

この記事では、私が実際に経験した40代後半からの謎の不調の具体的な症状から、どのようにして

これが更年期だったんだ!

と気づき、そして心身ともに元気を取り戻していったのか、その具体的な3つのステップを詳しくお話しします。

この記事を読んでいただくことで、

「もしかして私も…」

と悩んでいるあなたの心が少しでも軽くなり、

私にもできることがあるかもしれない!

と一歩踏み出す勇気と、具体的なヒントを、一緒に見つけていけたら嬉しいです

もう一人で悩まないでくださいね。

一緒に、心地よい毎日を取り戻すための扉を開きましょう。

目次

40代後半、私が悩み続けた原因不明の様々な不調

今でこそ

「あれは更年期の始まりだったんだな」

と穏やかに振り返れますが、当時は本当に何が自分の体に起きているのか全く分からなくて…。

まるで出口の見えない暗いトンネルの中を、たった一人でさまよっているような、心細い毎日でした。

まずは、私がどんな不調に悩まされたのか、少し詳しくお話しさせてください。

「もしかして心の病気?」最初に疑ったことと当時の私の気持ち

私が最初に「あれ?」とはっきり感じたのは、気分の大きな波でした。

これまでなら笑って受け流せたような本当に些細なことで、理由もなく涙が溢れてきたり、逆にカッとなったり。

朝、目が覚めても体が重たくて布団から出るのが辛く、何をするにも気力が湧かないんです。

「もしかしたら、私、心のバランスを崩してしまったのかもしれない…」

と本気で悩みました。

仕事が終わり家に帰るとどっと疲れが出て何も手につかない、そんな日々が続きました。

家族にも心配をかけていたと思います。

「私がしっかりしなきゃ」

と自分に言い聞かせれば聞かせるほど、心は見えない重圧に押しつぶされそうでした。

体が重い、指が痛い…次々現れた「歳のせい」では済まない体のサイン

心の不調に加えて、体にもはっきりとしたサインが現れ始めました。

特に覚えているのは、手の指の関節がこわばるような、ズキズキとした痛みです。

朝、指がむくんでいて、動かしにくいと感じることもありました。

最初は

「最近忙しかったから、ちょっと疲れているだけかな」「もう若くないし、歳のせいかしら」

なんて軽く考えていたのですが、その不調は一向に良くなる気配がなく、日によって痛みの強弱はあるものの、じわじわと私の日常を蝕んでいきました。

細かい作業をするのが億劫になり、大好きだったギターも、指の痛みで思うように楽しめなくなってしまったんです。

それがまた、私の気持ちをさらに落ち込ませる原因にもなっていたように思います。

抜け毛やむくみも…鏡を見るのがつらかった日々と心の葛藤

さらに私を追い詰めたのが、体の見た目の変化でした。

お風呂に入ると、排水溝にたまる髪の毛の量が明らかに増えていることに気づき、ドライヤーで髪を乾かすたびにハラハラするようになりました。

特に額のそり込みのあたりが、なんだか以前より薄くなってきたような気がして…。

鏡で自分の姿を見るのが本当につらく、

「女性として、もう輝けないのかな…」

なんて、ネガティブな考えばかりが頭の中をぐるぐる回り、どんどん自信を失っていくのを感じていました。

おしゃれをする気力も湧かず、人と会うのも億劫になっていった、そんな時期でした。

婦人科検診で知った「まさかの原因」とは?

原因不明の不調に

「もう、どうしたらいいの…」

と途方に暮れていたある日。本当に、本当に思いがけない形で、私の心に一筋の光が差し込む出来事があったんです。

それは毎年欠かさず受けている婦人科検診でのことでした。

そこで先生からかけられた、ある一言…。

それが、長年私を苦しめていた不調の

「まさかの原因」

に気づく、大きな大きなきっかけになったのです。

毎年の検診で医師からの一言「最近、何か変わったことは?」

それは、私が毎年受けている婦人科のがん検診の時のことでした。

その日も、特に何かを相談しようと思って受診したわけではありませんでした。

いつものように診察が終わりかけた時、先生がふとカルテから顔を上げて、

「Miyuさん、最近何かお変わりになったことや、気になる症状などはありませんか?」

と、とても穏やかに声をかけてくださったんです。

もし、先生のこの何気ない一言がなかったら、私は自分の抱える数々の不調を、ただの

「歳のせい」や「気の持ちよう」

として、まだ誰にも打ち明けられずに一人で抱え込んでいたかもしれません。

私が伝えた症状と、医師から告げられた「更年期」の可能性

先生のその優しい問いかけに、私はまるで堰を切ったように、それまで心の奥底にしまい込んでいた次の体の不調を伝えました。

  • 手の指の関節が痛い
  • 理由もなく急な発汗
  • 日常的なイライラ感
  • 気分の落ち込み
  • 抜け毛やむくみ

体の不調に加えて、自分でも心のバランスがおかしいんじゃないかと思って、別の病院で気分を上げるためのお薬(抗不安薬)を処方してもらって飲んでいる事や、数か月ほとんど効果を感じられない事も打ち明けました。

先生からは、それは更年期によく見られるものととてもよく似ている事を教えてくれました。

私の場合の「更年期」とは?

「更年期」という言葉はもちろん知っていました。

でも、当時の私にとってそれは、もっとずっと先のこと、具体的には50代も後半くらいになってから始まるもの、という漠然としたイメージだったんです。

まさか45歳を過ぎたばかりの自分が、もうその時期に差し掛かっているとは、夢にも思っていませんでした。

がん検診の時の超音波検査(エコー検査)で卵巣の働きがかなり落ち着いてきていることが更年期の判断材料の一つになったのか、先生は

女性ホルモン(特にエストロゲンと呼ばれているものですね)の分泌量が、年齢とともに卵巣の機能が低下することで急激に減少し、そのホルモンバランスの大きな変化によって、心や体に様々なアンバランスな状態が現れるのが更年期と呼ばれるものです。

と、とても分かりやすく説明してくださいました。さらに、

「様々な辛い不調は、もしかしたら、このホルモンバランスの急激な変化が、大きく影響している可能性が高いですと」

とおっしゃっていただいたその言葉は、私にとってまさに暗闇の中の一筋の光のように感じられました。

私が元気を取り戻した「気づきと回復への3ステップ」体験談

原因が「更年期かもしれない」と分かったことで、私の心は少し軽くなり、

「もしかしたら、この辛さから抜け出せるかもしれない」

という希望が湧いてきました。

そこから私が少しずつ元気を取り戻していった、具体的な3つのステップについてお話ししますね。

これはあくまで私の体験談ですが、何か一つでも参考になることがあれば嬉しいです。

ステップ1:まずは自分と向き合う~「今の私」をありのままに認めることから~

私が最初に取り組んだのは、

専門医である婦人科の先生とよく話し合い、今の自分の状態を正しく理解し、そして「これが今の私なんだ」とありのままの自分を受け入れることでした。

これまでは

「気のせい」「私が弱いから」

と自分を責めてばかりいましたが、

「これはホルモンの影響なんだ、私だけのせいじゃないんだ」

と思えたことで、ずっと背負っていた重い荷物を少し下ろせたような、そんな気持ちになれたのを覚えています。

自分の体調や気分の波を簡単な日記につけることも、自分を客観的に見つめ直し、先生に症状を伝える上でとても役立ちました。

ステップ2:私に合ったケア法との出会い~ホルモン補充療法(HRT)という選択肢~

先生と何度も相談を重ねた上で、私はホルモン補充療法(HRTとも呼ばれていますね)を試してみることにしました。

私の場合は、お腹に貼るシールタイプのお薬(具体的なお薬名は医師にご確認くださいね)でした。

もちろん、ホルモン補充療法には、効果だけでなく、いくつかの注意点や副作用の可能性もありますし、全ての人に適しているわけではありません。

ですから、必ず専門の医師の診断と、十分な説明を受けた上での指導のもとで行うことが、何よりも大前提です。

私の場合は幸いにも、この治療を始めてから本当に数日で、あれほど悩まされていた手の指の関節の痛みが和らぎ、顔がカーッと熱くなるようなホットフラッシュのような症状も、回数が減ってきたように感じました。

本当に「早く楽になりたい!」その一心で、処方されたその日に病院のおトイレで早速シールを貼ったのを、今でも鮮明に覚えています。

それまで気分を上げるためのお薬ではほとんど効果を感じられず、まさに藁にもすがる思いだったので、この早い変化は本当に嬉しかったです。

あれほど重く沈んでいた気持ちが、少しずつですが確実に上向きになってきて

「ああ、本当にホルモンバランスが私の心と体に影響していたんだな」

と、体の変化を通して深く実感した瞬間でした。

この効果の感じ方には、本当に個人差が大きいと思いますので、あくまで私の一つの体験談として、参考にしていただければと思います。

更年期の治療には、ホルモン補充療法の他にも、漢方薬など、色々なアプローチがあるようです。

私の場合は、先生と相談して、このシールタイプのお薬を試してみることになりましたが、大切なのはご自身に合った方法を主治医の先生と見つけていくことだと思います。

ステップ3:毎日の小さな工夫で心地よく~食事・睡眠・気分転換~

ホルモン補充療法だけに頼るのではなく、日々の生活習慣を見直すことも、心と体のバランスをより良い状態に保つためには、とても大切だと実感しました。私が特に意識したのは、以下の3つです。

  • 食事: 大豆製品(納豆やお豆腐、豆乳など)には、女性ホルモンに似た働きをするイソフラボンが含まれていると聞き、意識して摂るようにしました。また、体を冷やさないように、温かい飲み物や、生姜や根菜などの体を温める食材を積極的に取り入れました。バランスの良い食事は基本ですが、あまりストイックになりすぎず、「今日はこれを食べると体が喜びそうだな」と、楽しみながら選ぶことを大切にしました。
  • 睡眠: 質の良い睡眠は、心と体の回復に不可欠ですよね。なるべく毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きるように心がけ、寝る前はスマートフォンやパソコンの強い光を避け、リラックスできる音楽を聴いたり、カモミールティーのような温かいハーブティーを飲んだり、軽いストレッチをしたりして、心地よく眠りにつけるように工夫しました。
  • 気分転換: 何か一つでも「これをするとホッとするな」「楽しいな」と思えることを見つけて、意識して時間を作るようにしました。私の場合は、天気の良い日に目的もなく近所をぶらぶら散歩すること、好きな香りのアロマを焚くこと、そして気の置けない友人と電話でたわいもないおしゃべりをすることでした。

この3つの習慣のおかげかどうかは断言できませんが、私にとっては体全体が良い方向へ進んでいると感じられる、ささやかな、でも確かな手応えでした。

だからこそ、希望を持って前向きに捉えることができたんです。

もしあなたが同じように悩んでいたら…伝えたいこと

今、まさに40代後半から50代にかけて、原因の分からない心や体の不調に、

一人で「どうしよう…」

と悩んでいるあなたがいたら、同じ道を少しだけ先に歩いた私から、心からお伝えしたい大切なことがあります。

一人で抱え込まないで!信頼できる人に話すこと、頼ることの大切さ

つらい時、苦しい時、どうか一人でその全ての悩みを抱え込まないでください。

ご家族や親しいご友人、あるいは私のような経験者でも良いのです。

誰かに自分の今の気持ちや状態を話してみるだけでも、心が少し軽くなることがあります。

「悩んでいるのは、私だけじゃなかったんだ」

と思えるだけで、どれほど救われる気持ちになるか、私自身も経験しました。

「もしかして更年期かも?」と思ったら、勇気を出して婦人科を受診してみませんか

「歳のせいだから仕方ない」
「これは私の気の持ちようの問題なんだ」

そう思っていた原因不明の不調が、実は更年期によるものかもしれません。

「これくらいのことで病院へ行くなんて大げさかな…」

と我慢せずに、一度、婦人科を受診して、専門の先生に相談してみることを、私は心からおすすめします。

専門医に相談することで、的確なアドバイスや、あなたに合った治療法が見つかる可能性がぐっと高まります。

自分に合う病院・医師との出会いが、回復への大きな一歩になることも

病院や医師との相性というのも、実はとても大切です。

もし最初に相談した病院や先生と、なんだかしっくりこなかったとしても、どうか諦めないでください。

私自身、幸運にも毎年の検診でお世話になっていた先生に、自然な形で相談することができ、それが大きな安心感と信頼感に繋がりました。

心から信頼して何でも話せる医師と出会えることが、つらい時期を乗り越え、回復へと向かうための、本当に大きな一歩になることもあります。

まとめ

今回は、私の40代後半からの原因不明の不調が、実は

「更年期」

によるものだったと気づき、そこから少しずつ元気を取り戻していった

「気づきと回復への3ステップ」

について、私の体験談を中心にお話しさせていただきました。

私が自分の経験を通して一番大切だと感じているのは、

「もしかしたら…?」

という自分の心と体の小さなサインを見逃さず、それを「気のせい」や「ただの歳のせい」で片付けないこと。

そして、信頼できる専門家に勇気を出して相談してみることです。

更年期は、多くの女性が通る道です。でも、その症状や程度は本当に人それぞれ。

だからこそ、一人で悩まず、インターネットの情報だけに頼らず、自分に合った対処法を専門家と一緒に見つけて、少しでも心地よく、そして自分らしく輝ける毎日を送ってほしいと心から願っています。

この記事が、今まさに悩んでいるあなたの「もしかして?」という気づきや、次の一歩を踏み出すための小さな勇気に繋がれば、こんなに嬉しいことはありません。

私が普段から実践しているリラックス方法については、こちらの記事でもご紹介しています。もしよろしければ覗いてみてくださいね。

更年期の症状については、より詳しい情報が日本女性医学学会のサイトにも掲載されていますので、参考にしてみてくださいね。

【免責事項】
この記事でご紹介している内容は、筆者個人の体験談であり、全ての方に同じ効果や変化を保証するものではありません。更年期の症状や治療法、感じ方には大きな個人差があります。また、この記事は医学的なアドバイスを目的としたものではありません。健康状態や治療法に関するご判断は、必ず専門の医師にご相談いただきますようお願いいたします。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。

あなたの毎日が、少しでも晴れやかで、笑顔あふれるものになりますように。

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